『キンタマ不倫』 本誌読者にはおなじみの……というか、今ここにある危機。 それがAntiny系暴露ウィルス、いわゆるキンタマウィルスです。 4月21日、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)から「JVN#74294680:Winnyにおけるバッファオーバーフローの脆弱性」つまり「悪いこと言わんからWinny使うのやめれ、最悪でも対策だけはしとけ」というお触れが出るまでに至りました。Winny開発者の金子氏直々のお墨付きです。 しかも今回発見された穴はEXEファイルを踏まなければいいというレベルのものではないという大穴で、最悪winnyを立ち上げただけで感染するものを製作可能だということです。 とりあえず漏れたらヤバい何かを持ってる人は、重要データが入ったPCでのP2P網への接続は控えるべきです。少なくともセキュリティホール解消のための対策ぐらいはしておきましょう。 しかしここで自分は国家機密や重要な個人情報を扱ってるわけじゃない庶民だから大丈夫なんて高をくくっていたら、中学時代から書き溜めた4メガバイト分(およそ文庫本20冊分)のポエムがネットの海に旅立ったり、オナニー用に自分で描いたふたなり少女のスプラッター漫画絵巻が800枚も流出したりして、あまつさえそれが評判を呼 んでしまい、なりたくもないのにゲージツ家にされてしまわないとも限りません。 そんな無駄に睾丸毒がたぎってる訳でもないから大丈夫だよと思っている人も、全く油断できません。 さて、地方都市で妻とともに小さなレストランバーを営むオーナーシェフのGさんは、Winnyどころかパソコンすら持っていません。 2週間ほど経った頃、突如としてGさんのお店に、いちげんさんの男の客が増え始めました。最初のうちは知らない間にどこかで話題になったのかと思っていましたが、それにしては2回目に訪れるリピーターの数が少な過ぎます。 「まさかコンピュータウィルスとかが入ってるんじゃないだろうな」 |